この記事では我が家の家計管理方法について紹介します。
小さなお子さんのいる家庭では、教育費、住宅ローン、老後資金など、これから大きな支出が控えています。ちゃんと計画的に準備しなくちゃと思っているママほど、十分に貯蓄ができているのか不安だったり、夫婦間でお金の使い方に不満があったりしますよね。
我が家もそうでした。その悩みを解決するためにパパさんに話してみたことがあります。
夫婦でも考えているだけでは伝わらない!話してみたら、しっかり貯蓄をしながら、楽しくお金を使えるようになりましたよ(^^♪
我が家は家計を一括管理
我が家は共働きです。家計管理の方法はいくつかあると思うのですが、我が家は夫婦二人の収入・支出を一括管理する方法をとっています。
我が家のすべての収入・支出・資産を把握
我が家では結婚して以来、夫婦二人の収入はいったんすべて家計に入れて、それぞれがお小遣いをもらう形にしています。(以下、夫婦お小遣い制)
理由は家計全体の収支や資産を把握し、計画的に貯蓄することで、夫婦2人で生涯暮らしていける家計にするためです。
そして、税制やNISA、iDeCoなどの国の制度も家計全体で見て有利になるように使っていくことができます。
我が家の家計は
- 子どもたちの教育費
- 持ち家(マンション)の住宅ローンなどの住居費
- 義母さんの老後資金
- 自分たちの老後資金
と課題がいっぱいです。
ちなみに、家計の管理は私、葵衣が担当しています。
我が家は共働きですが、私の方が圧倒的に家事・育児をすることが多いので、ほとんどの食料品や日用品、子ども用品などは私が購入してきます。ライフプランや予算をたてるのも私の方が得意です。というわけで、家計の管理は全面的に葵衣担当となりました。
お小遣いの範囲はいちいち管理するのが面倒な日々の支出と個人の趣味
我が家のお小遣いの範囲は狭いです。いちいち管理するのが面倒な平日のランチ代とお互いに理解できなかった趣味の費用(パパさんの競馬、葵衣のエステ費用)くらいです。
お互いに使う価値があると判断したものは家計で負担していくことにした結果としてこうなりました。
例えば、よくお小遣いに入っている印象のある飲み会の費用もうちでは家計で負担しています。これは、私たち夫婦はともに、職場の飲み会は仕事を円滑に進める上でも必要だし、友人とのお付き合いも新しい気づきをもらったり人生を豊かにするために必要と考えているからです。今月はお小遣いが厳しいからとお断りするのはもったいないなと思ったのです。
夫婦お小遣い制の失敗
我が家の夫婦お小遣い制ですが、私がお嬢を出産するために里帰りしたことをきっかけにうまくいかなくなってしまいました。それまではパパさんが家計のお金を使う場合は葵衣が管理する家計のお財布から現金を渡していたのですが、里帰りの時に銀行のカードをパパさんに渡したら使途不明金が急増し、計画的に貯蓄できなくなってしまったのです。
原因は3つ。
- パパさんには家計の状況が分からなかった
- いちいち報告するのが面倒
- パパさんは何に使ったのかすぐ忘れるタイプ
パパさんには家計の状況が分からなかった
家計全体の状況がよく分かるようにするために夫婦お小遣い制にしたのですが、家計の管理を担当しないパパさんからは家計の状況が全く分からなくなってしまったのです。実際はいつでも見られるところに家計簿のファイルは保存されていて、ここにあるからねということは伝えてあったのですが、パパさんは全く見なかったんですね。
パパさんは、うちは共働きだし家計には余裕があるはず、という感覚だったみたいです。
いちいち報告するのが面倒
長時間労働のパパさんは家にいる時間も短く、子どもたちがいるとバタバタすることもあって、なかなかお金の話をする時間がありません。
パパさんは何に使ったのかすぐ忘れるタイプ
パパさんが報告するのが面倒なら葵衣から聞くという手があるわけですが、聞くタイミングが遅れると何に使ったのかわからなくなるのです。
夫婦お小遣い制の改善―ポイントは情報共有
そんな問題を抱えていた我が家の家計ですが、今年に入ってから管理方法を変えてみました。
変更したポイントは以下の3つです。
- ライフプランを共有する
- 家族の楽しみのための予算もきちんととる
- 予算を共有する
ライフプランを共有する
ここで言うライフプランとは、生涯の収入・支出の金額を見積り、預金などの金融資産の残高がどう推移していくかどうかシュミレーションしたものです。
ライフプランを作成してみると、私たちの希望を叶えるにはそれほど余裕はなく、無駄遣いはしていられない状況であることがはっきりしました。楽天的なパパさんにも、我が家の家計は無計画に使ってもいいほどの余裕がないということを分かってもらえたようです。
⇒詳しくは『ライフプランシュミレーションをしてみて良かったと思う3つのこと』をご覧ください。
家族の楽しみのための予算もきちんととる
お金は使うものです。貯蓄をするのも将来使うためです。ライフプランを作成したことによってあまり余裕がないことが分かった我が家ですが、節約ばかりでは楽しくありません。使うときは楽しいと思える使い方をしたいですよね。
我が家では家族の楽しみのための支出として、外食費用、旅行費用、記念日費用の予算をとっています。
- 外食費用
- パパさんはちょっと贅沢なレストランで食事をするのが趣味です。なので、普段の食費や通常の外食とは別に、ちょっと高めのレストランで食事を楽しむための費用の予算を取っています。
- 旅行費用
- 我が家はパパさんが仕事が休みのことが少ないので休日は近場で楽しむことが多くレジャー費用があまりかからないのですが、年に1回、夏休みだけはきちんと休んで旅行に行くことにしています。
- 記念日費用
- 家族の誕生日、結婚記念日、クリスマスのお祝いの費用(プレゼント代や食事代)も予算をとっています。
予算を共有する
パパさんにとって家計の状況が見えなくなっていたという問題を解決するために、年間の予算をパパさんに共有してみることにしました。
お小遣いの範囲が狭い我が家では自由に使えるお金が少なく感じてしまいがちなのですが、パパさんや家族の楽しみのための予算もきちんととっていることをきちんと伝えることで、パパさんの感じていた不満も少し解消したようです。
夫婦お小遣い制 改善の効果は?
改善から半年以上が経ち、改善の効果が少しずつ見えてきました。
まとまった支出はお互い事前に報告するようになった
予算を共有しているので事前に報告する場合はあまり多くありません。
私からパパさんに報告するのは、家電を買いたいとか、ハウスクリーニングを頼みたいとか、家族旅行にいくら使うといった場合です。パパさんからは家電や仕事用のスーツや靴を買いたいとか、歓送迎会があるよという場合が多いです。
基本的にはお互いに反対はしないのですが、それを買うのであればちょっと節約しようかな、とか予算を意識するようになりました。また、二人とも欲しいものだった場合は、どんなものを買おうか事前に話すので、お互いにとっていい買い物ができるようになったかなと思います。
使途不明金が激減
ライフプランや予算の共有によって夫婦でお金の話をしやすくなった結果、使途不明金が大きく減りました。
パパさんから話してくれるようになるとよいのですが、まだまだ葵衣から聞くことが多いのが課題です。
事前に報告してくれているものもあるので
くらいの確認で済むことも増えてきました(*^^)v
楽しくお金を使えるようになった
ライフプランや年間の予算を作ることによって、旅行や記念日などでお金を使うときは思い切って楽しく使うことができるようになりました。
まとめ
いかがでしたか?我が家は夫婦お小遣い制ですが、夫婦で情報共有するってどんな管理方法をしているご家庭にも有効だと思うのです。
- 生活費のやりくりはしているけど、我が家の収入や貯蓄の金額を知らなくて何となく不安なママ
- ご自分が家計の管理をしていてパパはお小遣い制だけど、パパがお小遣いに不満をかかえているというママ
- 夫婦別会計でご自分は計画的に貯蓄しているけど、パパがちゃんと貯蓄しているか分からなくて不安なママ
人が活動するときにはお金が動きます。何にお金を使うか考えるということは、何をしたいか考えるということです。ぜひ人生のパートナーであるパパとお金の使い方について話してみませんか?