この記事では、目標貯蓄額を達成できる予算の立て方をご紹介します。
みなさんは毎月〇万円貯めようと目標を立てて頑張ってみたけれどもうまくいかなくて挫折してしまったことがありませんか?
理由は簡単!毎月の収入や支出には波があるからなんですね。1年分まとめて入出金があるもの、数ヶ月に1度入出金があるものってけっこうありませんか?
我が家では1年間の貯蓄目標額を各月の収入、支出の状況に応じて各月に割り振っています。そして、予算で決めたその月の貯蓄額を守れるようにお金を使っていくというわけですね。
そんなことありません。この記事の方法で目標通り貯蓄ができる予算が作れるようになりますよ。
目次
前提
我が家は、夫婦二人の収入はいったんすべて家計に入れて、それぞれがお小遣いをもらう形をとっています。
ですから、我が家の家計はほぼすべての収入・支出が把握できる状態になっています。
⇒詳しくは『我が家の家計管理方法―夫婦で楽しくお金を使い、貯める方法』をご覧ください。
また、我が家では支出を以下の4つに分けて管理しています。
- 固定費
- 変動費
- 予備費
- 旅行積立等
⇒詳しくは『支出は4つに分けて節約・有意義に使う!ーお金を楽しく使って貯める家計管理』をご覧ください。
※我が家の収入額は非公開です。以下の説明で使っている予算の金額は実際の我が家の予算のものではありません。
ステップ1.収入額は前年の金額を参考に固めに見る

仕事の収入は固めに見る
仕事の収入は手取り額で見ます。額面-所得税-住民税-社会保険料です。前年の収入を参考にしつつ、控えめな金額を想定するのがポイントです。
今年は葵衣が育児休業を終えて4月終わりくらいに仕事に復帰する予定なので、4月までは住民税の支払でマイナスだったママ収入が5月からプラスになる予定です。
残業は業務の状況や勤め先の業績よって、また働き方改革などによって思っていたよりも減ってしまうことがあります。
我が家の場合は、パパさんは残業代が発生しない勤務形態のため、葵衣は時短勤務で定時で帰る予定のため、残業代は0で見ています。
賞与の金額も勤め先の業績や自分の評価によって金額が変わりますよね。
我が家の場合は、パパさんは勤め先の業績によっては賞与0もあり得るので0で、葵衣は金額は変動するもののある程度は賞与が出る給与体形なので平均的な賞与の額の半分程度を予算に入れています。
仕事以外の収入も金額が決まっているものは予算に入れる
特に子育て中の家庭にはもらえるお金がありますね。時期と金額を確認して予算に入れましょう。
我が家では
- 育児休業給付金
- 児童手当
- 住宅ローン減税額(1月の年末調整で還付)
を予算に入れています。
<参考記事>
◆児童手当:『児童手当の申請手続と受給金額 いつまでに?何が必要?』
◆幼稚園の補助金:『幼稚園の補助金っていくらもらえるの?-東京都中野・新宿・杉並区版』
ステップ2.固定費は契約条件と前年の支払額を参考に決める

固定費は、時期と金額がほぼ決まっている支出です。
我が家では、
- 住宅ローンの返済額
- マンションの管理費・修繕積立金
- 固定資産税
- ハウスクリーニング(年1回実施)
- 子どもの保育料
- 子どもの習い事の費用
- 保険料
- 水道光熱費
- 電話代・ネット代
- NHK受信料
- 新聞代
- 義母さんへの仕送り
- 夫婦それぞれのお小遣い
を固定費と考えています。
契約で支払額・時期が決まっているものは契約通りに
住宅ローンや保険料など、支払額・時期が決まっているものは契約通りの金額を予算に入れます。
使用量に応じて金額が変わるものは前年の金額を参考に
水道光熱費のように使用量に応じて支払額が変わり、季節によって金額が変わるものは前年の各月の金額を目安に予算に入れていきます。
携帯電話の料金は我が家は使用量に応じて変わる契約なのですが、季節性はないので、最近の請求額を目安にしています。
前年の所得によって金額が変わるものは所得に応じた金額で
我が家は認可保育園を利用しているので、保育料は前年の所得に応じて決まります。所得とは、収入から必要経費と各種控除額を引いた額です。
年が明けたばかりではありますが、家計の予算をたてる時点でおおよその所得を計算して、保育料がいくらになりそうか確認して予算に入れています。
<参考記事>
◆保育料:『幼稚園・保育園の保育料を安くするための8つの方法』
ステップ3.予備費・旅行積立等は年間の金額を決めたら12で割って毎月積み立てる

予備費・旅行積立等は予算をたてる時点ではいつ支出があるかわからないので、年間の予算を決めたら12で割った金額を毎月積み立てています。
予備費は収入の〇%とざっくり決める
予備費は、いつ必要になるかわからない支出、数年に1回、一生に数回の支出などの臨時支出です。
いつ必要になるかわからない支出は、
- 冠婚葬祭にかかる費用
- 家具・家電の購入、修理費用
- 大きなけがや病気をしたときなどの高額な医療費
などです。
数年に1回や一生に数回の支出は、
- 修繕積立金の一時払い
- 自宅のリフォーム、住み替え費用
- 子どもたちの学校入学費用
などを想定しています。
数年に1回や一生に数回の支出は、ライフプランに組み込んでいるので、毎年の目標貯蓄額を守っていれば用意できるようになっているので毎年の予算をたてるときには考えていません。
いつ必要になるかわからない支出は、予算をたてる時にはまだいついくら必要になるかわからないので、収入の一定割合を積み立てます。
旅行積立等はいったん希望ベースで決める
旅行積立等は、家族の楽しみのための支出です。
我が家では
- 外食費
- 旅行費用
- 記念日費用
- 被服費
を旅行積立等にしています。
1回あたりいくらかけたいか、年に何回使いたいかを考えて1年間で使いたい希望額を決めます。
ステップ4.変動費は前年の金額を参考に無理のない程度に決める

変動費は、日々の買い物などの雑多な支出です。
我が家では、
- 食費
- 日用品費
- 趣味・娯楽費
- 美容院代・化粧品代
- 交際費
- 交通費
を変動費と考えています。
変動費は日々の支出なので大幅に節約しようとするとストレスがかかります。ですから、前年の支出額を参考に、無理をしなくても達成できる程度の金額に設定します。
ステップ5.全体を見て目標貯蓄額を達成できるように調整する

ここまでで年間の予算と月別の予算が出来上がりました。1年間の貯蓄額が目標額に達しているか見てみましょう。
<参考記事>
『ライフプランシュミレーションをしてみて良かったと思う3つのこと』
残念ながら目標の貯蓄額に達しない場合は、収入が増やせないか、支出が減らせないか、考えます。
我が家は、変動費を少し節約して、残りは旅行積立等を減らすことにしました。
これで月々の予算が完成しました。予算の各月の貯蓄額を目標にやりくりをしていけば年間の貯蓄目標額を達成できるということですね。
まとめ
いかがでしたか?この記事では、目標貯蓄額を達成できる予算の立て方をご紹介しました。
1年間の貯蓄目標額を各月の収入・支出の状況に応じて各月に割り振ることで、毎月の貯蓄目標が現実的なものになります。
手順は、
ステップ1.収入額は前年の金額を参考に固めに見る
ステップ2.固定費は契約条件と前年の支払額を参考に決める
ステップ3.予備費・旅行積立等は年間の金額を決めたら12で割って毎月積み立てる
ステップ4.変動費は前年の金額を参考に無理のない程度に決める
ステップ5.全体を見て目標貯蓄額を達成できるように調整する
でした。
ぜひ試してみてくださいね!